Linux Developers Guide
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memtest86+
DOS / Windows 版のツールだが Linuxにも関係あるので掲載。
Memtest86+ はその昔の Memtest86 の頃から、かなり厳格にPCのメモリーモジュールのエラーチェックを行うツールとして有名で、「Memtest86を一晩実行すればメモリーエラーが分かる」等、PC自作や業務用PCのメンテナンスには欠かせないツールだった。
その発祥にも由来する問題は、DOSが起動するフロッピーディスク1枚に入れて使用する必要がある点で、このためだけにDOS起動可能なFD数枚と、USB-FDD 2セットを30年以上管理・維持し続けて来た。今では Ubuntu等のLinuxブートCDにも含まれる様になったが、肝心かなめなツールであるにも関わらず、一般に受け入れられているとは言えない状況だった。
それがUSBブートに対応したので、是非とも使って欲しい。インストールは簡単で、zip ファイル展開後、起動してUSBドライブを選択、Create ボタンをクリックするだけだ。
USBから起動すれば自動的にスタートする。1回テスト内容はかなり高度に進化しているらしく、従来版では15分程度動作させないと出なかったエラーが起動後すぐに報告される様になった。これなら一連テストを1passすればOKではないかと思う。勿論過剰なエラー報告は無く、正常なメモリーであれば何回実行してもエラーとはならない。勿論、memtest86でエラーが出る環境であっても、OSが問題無く動作する場合もある。
また、メモリーテスト中の CPU 温度情報がリアルタイムで表示される様になった。これで CPU 負荷時の温度情報がわかり、CPUファンの目詰まり情報も確認できる。
試しに約35年も昔の、使い道が無かった 1MB USB メモリーに入れてみたが問題なく動作している。一家に一セット、余剰のUSBメモリーの利用方法として用意しておくと良い。
ダウンロードサイト
http://www.memtest.org/
Download (Pre-built & ISOs) をクリックする。
Download - Auto-installer for USB Key (Win 7/8/10) が目的の zip ファイル。
参考サイト
- BTOパソコン.jp Memtest86+最新版ダウンロードとUSBインストール
https://btopc.jp/repair/memtest86-usb-boot.html